Food stylist, photographer, videographer, designer

予算1万円で始める 料理写真ライティング入門

プロっぽい料理写真が撮りたい!と思ってGoogle検索してみても「自然光を使った簡単撮影方法」のようなものばっかりでいまいち納得できない、でも完全プロ向けの解説は全く参考にならない…という人に向けた解説記事です。慣れれば自然光でも十分綺麗な写真は撮影できるのですが、やはりInstagramに上がっているようなプロっぽい写真を撮影したいと思いますよね。

なので中級の方に向けた料理写真の解説をしていこうと思います。
予算は1万円。先に言っておきますが、カメラは持っている前提ですよ。

目次

  1. まずはBefore After
  2. とりあえずこれを買っておけ
  3. セッティング方法
  4. カメラとストロボの設定方法
  5. 撮影と微調整
  6. 最後に

まずはBefore After

こちらが何もせず普通に撮った写真です。

画像1


普通ですね。

こちらがフラッシュを使った写真です。

画像2


それっぽい写真に仕上がっていると思います。

とりあえずこれを買っておけ

・フラッシュ2台 激安のでOK

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・アンブレラ
・フラッシュ用の三脚
・フラッシュを取り付けるホルダー

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フラッシュ用の単3電池4本×2も忘れずに。

上手く買えれば合わせて1万円以下で揃うと思います。余裕があれば、フラッシュは電池の消費が激しいのでエネループなどの充電池にするのがオススメです。

ちなみに手持ちのカメラにホットシューはついているでしょうか?

20200430_クランペット.00_08_34_20.静止画009


コンパクトカメラなど一部カメラにはついていません。

申し訳ありませんが、ホットシューがついていない場合はついているカメラを購入するか、フラッシュ撮影は諦めてください。。

セッティング方法

フラッシュをセッテイングする都合上少し広い場所で行うのが良いです。

まず三脚を開き、ホルダーを取り付けます。

20200430_クランペット.00_01_55_11.静止画013

フラッシュとアンブレラを取り付けます

20200430_クランペット.00_03_36_08.静止画016

これを撮影する位置から見て、料理の左斜め上45度にセットします。

20200430_クランペット.00_04_40_04.静止画017

もう一台のフラッシュをカメラに取り付けます。

20200430_クランペット.00_05_04_23.静止画018

これで完了です。

カメラとストロボの設定方法

カメラの設定をします。マニュアルモードにします。

ホワイトバランスは「フラッシュ」なければ「オート」に
シャッタースピードを1/160に
ISO感度を100に
F値を8にします。

これで写真を撮ってみましょう。フラッシュはまだOFFで。

画像3


真っ暗ですね。これで大丈夫です。
もし真っ暗でなければF値を11とかにしてみて暗くなるよう調整してください。他は動かしちゃダメです。

続いてフラッシュの設定です。
カメラについているフラッシュの強さを4にします。

三脚についているフラッシュを5にします。それとモードをS1に。

これで準備完了です。

撮影と微調整

さて早速撮影してみましょう。

カメラについているフラッシュは料理に向けず、天井に向けてください。

こんな具合に撮影できました。

画像4

ちょっと影が強いですね。こういう時はレフ板を使うと影が和らぎます。


白くて光を反射するものならば何でも良いです。
コピー用紙を使ったり、白いまな板を使ったこともありました 笑

レフ板を使うと影が和らぎました。

画像5

料理用のレフ板を自作する方法もいずれご紹介したいと思います。

照明の置き場所などで明るさは変わると思います。
これより明るい・暗い写真になってしまう方は以下の手順で調整してください。

写真が暗い
・フラッシュの強さを両方1ずつ上げる
・F値を下げる(5.6とか)
・それでも暗ければISO感度を上げる(200とか400とか)

写真が明るい
・フラッシュの強さを両方1ずつ下げる
・F値を上げる(11とか)

共通
・シャッタースピードはいじらない(1/160で)

影が強いな、と感じる場合
・フラッシュの位置を高くする
・フラッシュを遠ざける

最後に

いかがだったでしょうか。ざっくりではありますがフラッシュを使った料理写真の方法がお分かりいただけたと思います。

このレベルがわかれば、飲食店の料理写真撮影の仕事くらいできるようになるのではないかと。

とはいえ、まだまだ技法はあっていろいろ駆使するとこんな写真になります。

画像7

小道具は色々使いましたが、フラッシュは同じです。補正とかはかけましたけどね。

徐々に解説していこうと思いますので、宜しくお願い致します。